Software Design 2025年6月号

Software Design 2025年6月号

https://gihyo.jp/magazine/SD/archive/2025/202506

第1特集 これからのエンジニアの必須科目 ITアクセシビリティ入門

とても良かった. HTMLのタグをすべて div にしてはいけないということはわかっているだろうが, そこから先はどうして必要なのか・なぜ重要なのかを学ぶ機会はなかなかないはず. また第3章から先は具体的な知見が多くてかなり勉強になった. こういうのはアクセシビリティに関しては意外と求められる知識の範囲が広くてなかなか自主的に学ぶのも難しいので, これはとても良い資料になっている. リファレンスも大量に提供されているので深掘りにもとても良さそう.

第2特集 理想のターミナル環境を求めて ターミナルエミュレータ,tmux,CLIツール

個人的にはOS標準のMacのターミナルとWindowsターミナルしか使わないし, PC入れ替える頻度も高いのでカスタマイズしたいというモチベーションもなく, これらに関する個々のツールの紹介は not for me だったかな.

筆者はWindows Terminalの背景を半透明にすることで「スケルトンってやっぱかっこいいなぁ」という想いを抱きながら日々ターミナルに向き合っています。

度々試しては「やっぱり見づらいな・・・」で戻すのを繰り返しています.

【新連載】つまみぐい関数型プログラミング 【1】関数型プログラミングとは何か?

わあい関数型プログラミング大好き.

導入なので仕方ないが「関数型プログラミングとは」とか「副作用とは」とかなかなか定義の難しい内容で大変だなあと思った. 具体的に手続き型プログラミングとの比較があるのでわかりやすさは担保されているかなと思う.

Ruby×静的型付け戦略 【2】型検査器とRBSの設計

Rubyはわからないのだが, 内容は面白かった.

そもそも型を書くという行為自体に価値があると言えます。

この考え方が良い.

この図, 良すぎる. 大事なことなので2回出てきます.

【最終回】ソフトウェアテスト探検隊 【9】ソフトウェアテストの新しい形,形式手法への招待

面白い. Leanとか定理証明支援系に興味はあるものの, 手放しで有用であるとは言えないことがわかっているので, なかなか難しいなと感じている. もしかしたらAIによる支援が部分的に解決してくれるのかもしれないし, それこそ人間が考えるべき領域なのかもしれない. または定理証明支援系を用いたトレーニングこそが資産なのかもしれない.

実践データベースリファクタリング 【17】自由なフィールドの破綻

最近RDBの機能としてJSONの機能が追加されることをよく目にするが使い道に疑問符を感じていたため, それが解消された気持ち. RDBで安易にJSON使ったら負けよな.